設計積算の仕事は主に、引き合いの現場に対し、
必要な設備選定や材料原価を算出し、
設計図に落し込む仕事です。
お客様の要望に応え、
営業と施工管理をスムーズにつなぐ
豊富なノウハウや事例・知識を元に営業と共同で提案をしていきます。
そのため営業と現場に同行し、
実際にお客様の設備や設置箇所を確認しながら提案活動に繋げていきます。
設計積算は、お客様に対し根拠に基づいた提案を行うために、
いろいろな計測機器を使用しながら数値を見える化していきます。
その上で、お客様の要望や依頼された意図を汲み、それを叶えるために
営業とともに「こうやって改善していきましょう」という提案を行います。
また、CADを使っての設計製図をつくるのも設計積算の仕事です。
その図面をもとに施工管理担当が具体的な見積や工期の調整を行うので、
設計積算は営業と施工管理をつなぎ、お客様のニーズを満たす
具体的な書類を用意する仕事といえます。
柔軟な発想でお客様のニーズを満たす
実際の現場では、お客様の予算と達成したい結果が合わないことも
しばしば起こり得ます。
そういった場合、もちろん提案・商談の中で、
予算の見直しをお願いしたり、達成したい結果を再検討したりすることもあります。
が、こんなときこそ設計積算担当の力の見せ所で、
空調機能を落とすことなくお客様のコストを削減できる案を考案し、
あらためて提案を行えるようにします。
VE案(バリューエンジニアリング案)と言いますが、
お客様のニーズを把握しつつ、常識にとらわれることのない柔軟な発想が求められます。
例えば、最初の設計では、業務用空調を4台設置する計画だったものの
コストが合わなかった場合、
機能を落とすことなくルームエアコンに変えられる部分はないか、
設置箇所を工夫すること空調機能を維持したまま
コストを削減できる方法はないかなどを考え積算し、新しい設計をつくっていきます。
常に学び続ける姿勢が大切な仕事
設計積算というと専門的な知識が必要で、
初心者からできるようになるのは難しいと思われるかもしれません。
たしかに、設計積算の仕事は、豊富な知識と経験、専門的なノウハウを必要とする仕事です。
ただ、初心者が無理かというとそういうわけでもないと思います。
学校で設計や電気などを学んできていないとできないわけでもありませんし、
理系じゃないといけないということもありません。
設計積算は覚えることも多いので、最初は大変です。
しかし、向上心を持ち続け初めて聞く専門用語などにも
臆することなくチャレンジしていくことで習得していくことができます。
大切なのは常に学び続けること、新しい事例や技術を勉強し続けることだと思います。
とはいえ、こうした姿勢は設計積算に限られるものでもありません。
どんな仕事に就いたとしてもこうした姿勢は求められますし、
そういった意味で初心者だから設計積算はできないわけでもありません。
挑戦したい方はぜひ、応募してください。