施工管理は、受注した現場を
営業担当より引き継ぎきっちりと納める仕事です。
自分たちが手を動かしてエアコンを取り付けることもありますが、
協力業者を手配して、お客様の要望通りに現場を管理、納めることに注力します。
施工管理は、お客様にとっていちばん結果が見えやすいお仕事のため、
お客様の要望を叶えるために調整することがたくさんあります。
一例をあげると、案件が着工する前にも
- 担当者と打ち合わせを行い工事内容やお客様の要望や希望納期を確認する
- お客様(お施主様)と顔合わせをして工程の打ち合わせ
- 実際の現場を見ながらの設置位置の確認
などがあります。
また、工程に則って、進めるために
- 施工日に合わせた機器の手配
- 協力業者に事前に見積徴収し、正式発注する
- 現場ごとの予算をオーバーしないかの予算管理
といった事前の段取り・手配も重要な仕事です。
そして、実際に現場が始まってからは
- 工程通りに施工が進んでいるかを確認する進捗管理
- お客様所有物の安全確保並びに協力業者の安全管理
- 発注通りの品質を保てているかを確認する品質管理
などを過不足なく行う必要があります。
社内外と調整しながら現場をスムーズに納める
当然、現場をスムーズに行うためにはお客様および各協力業者とのコミュニケーションを
大切にしながらお互いがやりやすい環境を整えていくことも大切な仕事ですし、
うちが建築会社の下請けとして入る場合には、他の建築会社が発注している建築業者と
被らないように段取りを行うことも施工管理担当の仕事です。
工程に合わせて進めるために、
現場で起きている問題やお客様の要望を社内に持ち帰り、
営繕部のチームとして営業担当や積算・設計担当と情報共有し、
それらを解決するためにどうするのかを打ち合わせることも重要です。
現場ごとにメリハリをつけ現場を納めていく
施工管理担当は、常に複数の現場を受け持ちます。
そのため、現場ごと進捗の過程を把握し、どの現場にいつ顔を出すのか、
その現場ではどのくらいの時間を使うのかを逆算して
予定を組んでいくことが求められます。
例えば、内容によってミスが許されない作業を行ったり、
他の建築屋さんと同時に現場があるためお互いに協力しないと
作業ができない日だったりすれば1日現場に張り付くことが求められますし、
ほぼ出来上がってあとは仕上げだけでのような段階なら、
顔を出して協力業者に指示するという現場もあります。
お客様からいちばん分かりやすい仕事だからこそ
施工管理は、現場を納めるというお客様からすると私たちが仕事をしていることを
いちばん実感していただける役割を担います。
だからこそ、要望通りに仕上げなければならないからこそ妥協は許されませんし、
ある意味ではお客様からいちばん厳しく見られている仕事でもあり、
設置したあとお客様からいちばん最初にありがとうをもらえる仕事でもあります。
そうやって頑張って現場を収めた結果、
お客様からの喜びの声を直接いただいたり、
自分が思っていたスケジュール通りに現場が完成したりしたときに
大きなやりがいを感じる仕事です。